【22卒体験談】競プロサイト「AtCoder」経由で就職しました

AtCoder 就職体験談 プログラミング

競技プログラミングをやっている大学生の中には、「競プロのスキルで就職したい」と思っている人も多いことでしょう。

かくいう筆者もそんな1人でしたが、実際に22卒としてAtCoder経由で就職したので、その体験談をまとめておきます。

競プロでの就職を考えている方や、これから競プロを始めるか迷っている方、エンジニア就活の実情を知りたい方の参考になれば幸いです!

就活時のスペック

まずは就活時のスペックから。

  • 東京大学農学部に在籍
  • 学部3年
  • 体育会系部活に所属
  • AtCoder水色(レート1284)
  • 競プロ歴1年半(主にPython使用)
  • 大学の成績は下の上くらい(GPAがないので定量的にはなんとも・・・)

だいたいこんな感じです。他にインターン経験としては、

  • Webメディア運営会社でメディア運営やSNS発信を担当
  • AIベンチャー企業で画像認識関係のプロジェクトに従事

の2つがあるので、一応実務に携わったこともあるという状態です。

とはいえエンジニアとしての実務能力でいうとかろうじてGitが使えるくらいのレベルなので、ほぼ実務経験なしに近い評価だろうと思います。

内定までの流れ

筆者の場合は、某企業主催のコンテストで運よくベストパフォーマンスを出すことができ、早期特別選考ルートにご招待いただきました。

選考フローとしては、AtCoder上位入賞者限定の座談会のようなものに参加し、そこからオンライン面接→対面面接→会社見学会→最終面接という流れでした。

日程としては、AtCoderのコンテストが1月中旬、座談会が行われたのが1月下旬でした。実際の選考期間(オンライン面接から内定をいただくまで)はちょうど1ヶ月ほどで、かなりスピーディーに進んでいった印象です。

通常選考ならESやwebテストなどがあるのですが、AtCoder入賞者についてはそこが免除されていたので、受ける側としては仮に落ちても負担が少なくてよかっただろうなと思います。

面接で聞かれたこと

AtCoder 就活 面接

ESやwebテストなどはなくいきなり面接という選考フローだったので、どんなことが聞かれるのだろうかと思いながら面接にいったわけですが、聞かれたことはおおよそ以下の3つくらいだったかと思います。

  • (体育会系部活に所属していたので)部活で頑張っていたことについての深堀り
  • プログラミングに関すること(実務経験、AtCoderを始めたきっかけなど)
  • 性格面などパーソナルなところ

あとは大学での研究についてもかなり聞きたそうでしたが、筆者の大学は学部4年から研究が始まるシステムなので、研究はまだ始まっていないと答えました。すでに研究に取り掛かっている就活生の場合、研究についてもかなり深掘りされるものと思われます。

AtCoderなどでの実績を元に就活する場合、能力的な部分は認めてもらっているので、会社とのマッチング度合いや思考プロセスなど内面的な部分を重点的に見られているような印象でした。

結局競プロは就活に役立つのか

筆者の場合はコンサルからメーカーまで幅広く就活を行いました。

その経験をもとに「競プロが就活に役立つか」という疑問に答えるなら、「競プロが直接的に役立つ場面はかなり限られているが、間接的にはそこそこ役立つ」という答えになります。

直接的に役立ったこと

ほぼ競プロのスキルのみでポテンシャル採用をしてくれるような会社は当然ながら少数です。具体的には、AtCoderなどの競プロサイトでコンテストを主催しているような企業に限られるでしょう。

ただ、コンサルやIT企業などではコーディング試験を課しているところが多く、そういった場面においては競プロの経験は非常に役立ちました。

コーディング試験が難しいとされているような企業であっても、アルゴリズムの試験についてはAtCoder緑の上位くらいのスキルがあればなんなくこなせるな、という感じでした。(もちろんアルゴリズムの試験に加え、多くの会社では応募職種の専門分野の試験が課されているので、競プロの知識だけではダメですが)

直接的に役立つ場面はこのくらいだったかなと思います。

間接的に役立ったこと

直接的にスキルが使える場面はあまり多くないですが、今振り返ると間接的にはかなり役に立ってくれたなと思います。

まずは面接などで聞かれがちな「学生時代頑張ったこと」として使える点です。

「〜という目標をたて、その達成のために〜といったプランを立てて実行し、その結果〜という実績を残せました」という感じで使えるのですね。

個人的に競プロは「頑張れば報われる度合い」がかなり高いと思います。戦略をきちんと立てて頑張れば結果が出やすい、ということです。

なので、PDCAサイクルを回して成功した経験を作るには向いているのかなと思います。

あとは、競プロで学んだ考え方などはSPIなどのwebテストを解く上で間接的に役立つかなと思います。

webテストはパズル的な要素も強かったりするので、競プロでの考え方が使えたりするのですね。

競プロ以外に求められるスキル

個人的には機械学習系のエンジニアを見ていたこともあり、「Kaggleなどのコンペでの入賞経験」や「国際的な学会での発表経験」などの研究に関する要項を必須としていたり、あとはインターン等での実務経験をシビアに求めるところも多かった印象です。

エンジニアについては特に「ジョブ型」の雇用が進んでいることもあり、新卒としてのポテンシャルというよりも、中途と同じ土俵で能力面を見られているなという感じを強く受けました。

したがって、大学で情報系の学部に所属している人は研究を頑張ること、あとはインターンで実務経験を積んだり、AtCoderやKaggleなどのサイトで実績を残したりすると、就活を優位に戦えるのかなと思います。

まとめ

競プロ 就活に役立つ

以上、競技プログラミングサイトの「AtCoder」経由で就活した筆者の体験談でした。

競プロが直接的に役立つのはコンテストを主催している会社への就職やコーディング試験に限られますが、競プロを通して得た経験や考え方は間接的に広く役立つのかなと思います。

体育会系の部活に所属しており、かつ学部も情報系ではなかったため、特に自分の能力を証明できるものがAtCoderくらいしかなかったところはかなり大変でした。

よくも悪くもエンジニア採用はポテンシャルより能力重視だと思うので、就活生の皆さんは自分のスキルアップに勤めてもらうのが良いかなと思います!

AtCoderについて、より詳しく知りたい方はこちらから!

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