就活生の皆さんは「リクナビ問題」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
聞いたことのある人は、少なからずリクナビに対して不安を抱いていると思います。
どのように扱われるかわからない相手に個人情報を渡すのは不安ですよね。
今回は、リクナビは本当に安全なのか、個人情報を登録しても大丈夫なのか、徹底検証していきます!
リクナビの内定辞退率問題とは
リクナビの内定辞退率問題を簡単に説明すると、リクナビを運営するリクルートキャリアが就活生の内定辞退率を予測し、企業に対して販売していたという問題です。
過去にリクナビを利用していた学生のデータから、内定辞退率を予測するAIを作成し、その結果を合計38社に対して販売していました。
学生の十分な同意を得ずにこのようなことが行われたため、個人情報保護法などに違反するとして行政指導が行われました。
このデータを実際に購入し利用していた企業は、親会社であるリクルートホールディングスをはじめ、トヨタやホンダ、三菱商事、りそな銀行など計38社で、これらの企業にも行政指導が行われました。
購入していた企業はいずれも、このデータを採用の合否に使用してはいなかったということです。
しかし、業界最大級の規模を誇るリクナビでこうした問題が起こるのは、利用する側としては非常に不安ですよね。
なので、現在のリクナビは安全に使えるのか、徹底検証しました!
現在のリクナビは安全?危険?
結論から言うと、リクナビ問題を受け、リクナビを運営するリクルートキャリアは現在、内定辞退率を企業に販売するサービスを廃止しています。
また、データを購入した企業38社も行政指導を受け、取得した情報を破棄したということです。
リクルートキャリアによると、今回の問題の原因は商品の詳細を把握するチェックプロセスや責任者の不足だそうです。
そのため、新卒関連の商品開発に関わる組織を一本化するとともに、個人情報のデータ管理が適切に行われているかなどのチェック体制を強化したということです。
したがって、現在は少なくとも内定辞退率のデータをやり取りされる心配はありません。
しかし、これだけでは不安な人もいることでしょう。
他にも自分の情報が利用されているのではないか、と思うのは当然ですよね!
安全面でまだ心配な人は、こちらから、リクナビのデータ利用に関する方針などを確認することができます。
不安な場合は自分で確認し、利用するかどうか決めると良いでしょう。
リクナビ問題まとめ
リクナビ問題とは、リクナビを運営するリクルートキャリアが集めたデータから、学生の内定辞退率を予測して企業に販売していた問題のことです。
現在ではこのサービスは廃止され、データを購入した企業も情報を破棄しました。
私個人としては、データの利用方針を読んだ上で現在リクナビを信頼し利用しています。
ですがこれはあくまで私の主観にすぎず、自分の身は自分で守るしかありません。
就活の際には、リクナビに限らず様々なサービスやwebサイトに自分の個人情報を登録する機会があると思います。
就活サービスを利用する際には必ず個人情報の利用に関する方針や規約などを読み、安全性を確認してから利用するようにしましょう!
みなさんが安全で納得のいく就活ができることを祈っています!!